監督:深作健太
 松浦亜弥を4代目に迎えて送る劇場版としては同タイトル3本目。

 松浦さんがだいぶ可愛く撮れてるからもうそれでOKなんじゃないかと。
いやなんか相当可愛いよコレ。目の演技とか。あと、シルエットが素晴らしいと思った。
ハリウッド産のアメコミヒロインには見られない華奢な感じが。

元のプロットがブッ飛んでるからもう少しハメを外しても構わない気がするんだけど、
それなりに無茶苦茶ながらも、東映ぽい雰囲気、そう昭和臭を放ちながらこれはこれで
何かそう、悪く言おうと思えばいくらでも悪く言えるんだけど、特にそれも無駄な気がする。

  こういう感じが「スケバン刑事」だと言われればそれでだいたい納得。
鉄仮面とか般若とか出てこないぶんずいんぶんリアリティが増したなあ、
ぐらい言っても良い勢い。

 さておき竹内力という素晴らしい存在がわりときっちりアクセントになって
同様なんか良くわからない窪塚俊介も暑苦しくてきっちり機能している。

 しかしどう考えても「オッサン人づてに聞いたインターネット感」の脚本だけは
どうにかして欲しかった気がしないでもない。まあ全てファンタジーとすれば良いか。
大阪出身らしいのにうそ臭い今野さんの大阪弁とかも。
その他もろもろの悪因が逆にこの映画のベクトルに拍車を駆けている、
という非常にポジティブな感想で構わないなあ、と思った。

 松浦さんが可愛かったので。

(2006 10/27)

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