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olders
<1998-2000>

パイソン
大きなヘビ映画。
全長40メートル、時速80Km。ジャケ最高。

まずこーいう映画で最初に襲われるのは、
エロ真っ最中のカップルという相場が出来て久しいのですが、
時代はボーダレス、襲われるのはゲイのカップル
なんか斬新。
で、ヘビはホントにデカいです。はやいです。
酸も吐きます。飛行機から落ちても死にません。
爆発しても死にません。

なんかそんな感じです。
物語の作りはこの手にしては非常に良いです。
ちょっぴり青春ドラマテイストも盛り込んで。

ただ、個人的に若干飽きてきました。

(2000 8/13)
リトル・ヴォイス
大感動作『ブラス!』のマーク・ハーマン監督作品。
ユアンの兄さんも新沼謙次の役で出演。#669966
1999年のイギリス映画。

悲劇。
人間の業が為した悲劇。
ただそこに歌があったから救われたわけで、
その歌をさらに利用しようとした人々は罰を受けた、
というフェアリーテールの裏に流れるトラジディ の部分が
とても静かに来ました。じわじわじわじわと。
救いの有るとても悲しいお話に見えました。
リアルでない部分がリアルな部分をさらに強調させるような。

パッと見たらどこに感情を置いていいかわからなく
作りにしてあるところが憎いねえ、と思いました。

ところで、リトル・ヴォイス役のジェイン・ホロックスが
後半キレるところも全部含めて個人的に
爆裂的にかわいかったのですが、
この人三十路をとうに過ぎてるんですね。
ビックラです。

(2000 8/12)
深海からの物体X
監督、アル・パッセリは「ニューシネマ・パラダイス」「海の上のピアニスト」
とジュゼッペ・トルナトーレお抱えの特撮技術士。
そんな感動作のSFXを担当するのは本当はイヤだったんではないかと
思える作品。 日本版のパッケージのグラフィックはカネコアツシなので
一瞬間だけおシャレ映画っぽい。

まず思ったのが「こんな昔の面白いホラーをよく発掘してきたなあ」
というのが正直なところ。
だが、この映画が1999年制作の映画だったりするのに驚き。
ILMがなんでも電子で再生させてしまうこの時代に、
クリーチャーをストップモーションで撮影(すなわちコマ撮り)!
ステキすぎる!

それだけでなくて、どう考えてもフィルムの色の使い方とかが
70年代なんですけど。それが狙いならちょっと感動。
ただ、ホントにこれは良く出来てるんす。
非常にありがちなホラーの定石を踏みながらも、
とても巧妙なカット割り、これがテンポが抜群で見てて飽きさせない。
アングルにもこだわりまくってます。
あとはそのセットデザインのセンス。 画の色のセンス。
すべてにおいて意図的で、それがトータルとしてかなり
良い方に 働いてます。

クリーチャーが「エロティックな反応に攻撃的になる」
とかどうでも良い設定とか、引っ張ったわりには役に立たない伏線とか、
その微笑ましい展開もとてもステキ。
最後に主人公が「もう海に旅行なんてしないぞ!」と言うあたりが
一番何も考えてないオーラが爆発していて感動です。

チープ感の合間に見える、すごい気迫が伝わってくる快作。
グロいのでそーいうのがダメな人は要敬遠。ファーストは空いてます。

(2000 8/11)
カスケーダー
監督で主演のハーディン・マーティンスは元スタントマン。
魂はジャッキー先生に近いものを感じます。
1998年のドイツ映画。

ハリウッド資本以外のアクション映画というと、
どうにも安っぽいイメージ(ヘリとコップでなんとやら)みたいな
のがありますが、コレは違ってました。

やりすぎです。

今日日のハリウッド映画で「迫力のカーアクション」と
銘打たれていても大体想像がつくんですが、
コレは違ってました。 絶対人が死んでます。
やりすぎです。最高です。
バイクをミニカートで追ったり、トラックに小型クーパーで
突撃したり、そのビークル選びにもちょっとひねりが効いてて
ステキです。ひねってなかったら、天然の人ですね、この監督。

話はナチのお宝をさがす、という、非常に時代錯誤
秘宝冒険モノなんですがまあやる事が全部むちゃくちゃなので
楽しいです。

カーチェイスは本当に見たら驚くので、
MI-2のたらたらしたカースタントにむかついた人は
見てください。感動すると思うんで。

(2000 8/9)
親指ウォーズ
向こうのテレビでファントム・メナス公開前日にやったらしい。
公開時は「親指スターウォーズ」てなタイトルだった。(と思う)

そのなんら親指としての意味はなく、
フェティシズムな様相もなく、
若干グロいかなあ、なんて思うんですけど、
まあ良く出来たパロディです。
ただこれを本職の人達が必死で作ってると思うと、
やや悲しい気分になったりしますが。

本編はまあいいとして、メイキングが収録されてるんですが、
監督が「スターウォーズはまあまあ良い映画だよ、
ただ親指があんまり出てこないところがダメだよね」
と自演こくところがとてもステキです。
指の役者の人が「俺はシェークスピアの役者だ
芸の幅を磨くためにハリウッドに来た」と言うとこらへんは
涙ナシでは見れません。

その撮影媒体がフィルムでないもんで、
どうにも画面がNHKの人形劇チックなあたりが
程よいチープな既視感をかもし出してステキです。

でも「親指タイタニック」は見ません。
どっちか一つで十分です。

(2000 8/8)
コモド
ジュラシックパークのSFX担当だったマイケル・ランティエリの監督。
脚本は「アナコンダ」のハンス・バウアー。
ゆうばり国際ファンタスティック映画祭2000正式上映作品。

はじまってすぐに「なんか卵拾ったからあげるよ」で、
「うあ、くせえ、捨てちゃえ」 で捨てられる卵。
暗転。
テロップ「19年後 」

この上なく適当な伏線。
すでにこの作品のボルテージの低さがここに集約されております。
さて、メインのコモドさんですが、ここはティペットスタジオに
ぬかりはありません。非常に良い動きをします。
移動から襲撃体勢への緩急のつけかたとかはさすが、と。

ただ、コモドさんはワシントン条約保護動物で、
わりと弱いです。
若者に竹やりで刺されて死んだり、
女性に石でなぐられて死んだりします。
照明弾を口にブチこまれて喉が光熱に燃えながら死んだりします。
いささかコモドさん達が気の毒に思えて来たあたりで、
物語は夕日と供に幕を引きます。
めでたしめでたし。

まとめると大きなトカゲを虐待する映画っぽいです。
もちろん見なくてOKです。

(2000 7/30)
ジャッキーチェン マイスタント1
なんかテレビ番組っぽかった。
ジャッキーが自分のスタントについて語ったビデオ。

とにかくジャッキー大先生は
「これはハリウッドでは出来ない。」
「これはハリウッドではものすごいお金をかける。」
と露骨にハリウッドがお嫌いなようです。

ポリスストーリーのスタントをロケ地をまじえながら
振り返っていくのが前半部なんですけど、
「さすがにもう一度再現は出来ないの」と言い、
ボールを坂から転がして、
「どうだい、すごいだろ」とまったく伝わらない緊迫感
無理矢理演出してみせるジャッキー大先生。

後半、大傑作「Who am I?」のメイキング、
ジャッキー大先生は「僕は、その場で演出とかスタントを考えるんだ」と。

やっぱり!

なんて迷惑な監督だ!

それでも僕はジャッキー大先生が大好きです。
そんな人のためのビデオ。

(2000 5/16)
ヘリコップ2
見つけた瞬間に心から嬉しかった自分がイヤだった。
新作料金で借りたし。

パッケージにねえ、「ヘリVS戦闘機」って書いてるんですよ、
そーいう問題なのかなぁ、とかもうウリがそれしかありません、
って言い切られてるようでもう借りるしかないでしょ。
ヘリコップを借りる為に迷う時間っていうのも無駄だし。
それでもけっこう迷ったんですけど。

で。1を見た時に気づかなかったんですけど「ヘリコップ」っていうタイトル、
原題なんですね。アメリカ人にも東宝東和の魂を持ってる人がいるんですね。

もちろん1と同じ英語吹き替え日本語字幕版でおそらく原語はドイツ語です。
で、微妙におもしろくなってるあたりが涙が出るほど悲しいのですが、
家宅捜索の現場に無駄にヘリが飛んでるあたりがヘリコップ。

タイトルバックでヘリコップチームの紹介みたいな映像が流れるんですけど、
これがすごいカッコ悪い。ワンアクションしてカメラ目線でテロップで「チャーリー」
とかなんか東映の戦隊モノみたいな感じでもうドキドキ。

収録時間が98分ぐらいだったんで、それぐらいをめどに見てたら、
真ん中の45分ぐらいで悪い人がヘリからミサイル撃たれて死んだんですよ。
あー、なんかここで死んだらあと続かないじゃん、とか思ってたら、
ヘリコップチームはみんなもう一仕事終えたアフター5トークになってるんすよ。
で暗転。
テロップ「3日後」

この後、3日前とはまったく関係ない話が展開されて行きました。

えー、推測するにこれって海外のTVドラマで2本ぶんをまとめて映画に
してんじゃねえのか、オラ。という感じです。
まあ面白かったらいいんですけど、2話ともヘリからミサイルが発射されて
相手をコッパ微塵でめでたしめでたし。
人だろうと戦闘機だろうとミサイルで爆砕。

ヘリである必要性まったくナシ。
なんだろう映画ってこれでいいんだろうか。

(2000 4/24)
アインシュタインの脳
近畿大学の教授が、アメリカにアインシュタインの脳を探しに行くドキュメンタリー。
米映画。たぶん。

間がすごい。
ほぼ人間的な考え方では思い付かない間を展開する作品だと。
良く考えると間だけではなくて、この映像そのものがすごい。
何がすごいかと、そう言われますと、難しいんですけど、
このドキュメンタリーセンスっつーのが果たして意図的なのか
天然なのか宇宙意志なのか、まったくわからないところが素晴らしいです。

意図的なら理解されないまま死んでいく天才で、天然なら千年に一人の
役に立たない逸材で、宇宙意志ならもはや人類に未来が無いことを暗示している
そんな作品です。

わりと世の中ってこんな感じだと思うんですけど。

なんか内容扱うより漠然とニュアンスを語ったほうが、良い作品。

(2000 4/24)
アマゾン
大名作「アナコンダ」の監督の作品。ジャンルはモンスターパニックに分類。

パッケージにはもうアナコンダばりのワニがぐわっ
と口を開けてるわけですよ。ぐわっと。
絶対に人間をバクバク食べる、とても楽しい映画だと
思うじゃないですか、普通。

ほんで、造型のしょぼいワニが出てきて演技力のさみしい役者が
うわー、でなんじゃこりゃー、っていう感想が一般的じゃないですか。
例えば、この下の作品とか。

でもそんなレベルではなかったのですよ。
クラーがグジラでどうのこうの言ってるのとは問題の次元が違うのですよ。

モンスターが出てこないんですよ。全く。

ワニは出ます。でも川で泳いでるだけです。
ピラニアも出ます。でも馬が犠牲になっただけです。
一番脅威だったのは食人族でした。

それもあくまでアマゾン川に対する極化したビジュアライズに
とどまるだけで、本筋とは全く関係ないんですよ!

で、ストーリーはつまらないので割愛します。
最初からサスペンスと銘打っておけば、ただのつまらない映画、
で終わりますが、「モンスターパニック」とのたまってこれは、
向こうの意図が全く見えない詐欺です。

これが「アナコンダ」以前の作品である事を切に祈らないで
いられましょうか。マジで。

(2000 3/28)
グジラ−GOODZILLA−
TUTAYAで出会いました。見た目はいい奴でした。

まず、最初から最後まで
グジラというモノは一切出てきません。

原題は「KRAA!」でクラーと読みます。
出てくるコーカソイドはみな「クラー」と怪獣の事を読んでます。
でも字幕には「グジラが来るわ!」「あれがグジラか!」とか出てます。
KRAAを辞書でひいてもグジラとは書いていませんね。
これが噂の超訳です。

さて、もうその時点でヤル気が虚数で小さなブラックホールが発生、
相対性理論も真っ青な状態なんですが、
この作品はフィルムで撮ってるくせにダビングしすぎたビデオみたいな
画質で差し迫ってきます。逃げられません。
なんでフィルムであると気がついたかというと、
1シーン、あきらかにレンズにホコリがついていたために
画面上に大きな毛の様なモノが!
それでフィルムと決め打ち。
ENDロールでフィルムかどうかの確認が出来ると思うので、
誰か確認して下さい。
もし、最後まできちんと事が出来る人がいるなら、
あなたには「怒」の部分の感情が欠落しています。

さて、ストーリーですが、暗黒惑星の大王(ダースベーダまがい
が「ああ、ここもういやだ、地球しんりゃくー」とか部下に命令します。
最後の最後まで部下は一人しかいません。びっくりです。
でクラーを送り込むのですが、地球の人達は平和に溺れている為
しばらく気がつきません。
いくらクラーの全長が75メートルでも気がつきません。

でそのクラーが暴れるシーンが無駄に10分ほど続きます。
意外と特撮はよくできているのですが、タイヤ屋のキャラクター
人形をつかんで再び下に置き直す、という今までの怪獣映画には
まったく見られなかった物腰の柔らかい斬新なアクション

心を打たれました。
そう、怪獣の動きなんて人間には予測ができないんですよ!

で、惑星警察(終始4人)が「このままじゃ地球ヤバいじゃん」
と本当の警察署ばりに重い腰を上げて、地球に隊員を送り込みます。
しかも一人。
しかもべちょべちょのタコ焼きみたいなクリーチャー。

人類の命運がこれに託されます。

で、すぐFBIにつかまります。

でもヒゲのおっさんと、バー経営のおばさんに助けられます。
で、逃げたあとおっさんが突然ヒゲを剃って、ついでに頭も剃って
サッパリするのですが、まったく本筋とは関係ありません。

そうこうしているうちにクラーは死にました。
地球もこれでたすかりました。

でも暗黒惑星の大王は何か次の手を考えてるような幕引き。
続編をにおわせているような。どきどき。

誰かこいつらに説教するような人間はアメリカにはいないのか。


(2000 3/3)
ヘリコップ
資料ナシ。あと記憶にもなし。

あまりに斬新なタイトル。もちろんビデオオンリーなC級作品。
なぜか欧州3カ国共同制作の英語吹き替え日本語字幕版(ややこしい)
もちろんコップはヘリに乗っている。
序盤、恋人をヘリから突き落とされた女刑事が、
よくわからないウチにすごいヘリのチームに転任(だったと思う)
このすごいヘリものすごくて、
小学生が喜びそうなハイテク兵器が満載!
わーい。
敵のヘリ(黒い)を撃沈して万歳!

ヘリ万歳!


ごめん。途中からちゃんと見るのがあまりにツラクなったので
ポケモンしながら見てました。

(1999 11/25)
スプリガン
資料見当たらず。ネットとかで探せば見つかるかも。

周りで聞くのは悪評ばかりなんで、
どんなに酷いんだろうか、とかもうそれはそれは楽しみにしてたのですよ。
なんだ、よく動いてるんじゃん。すげえよく動いてるじゃん。
こんなに人が動いてるアニメははじめて見ました。
なんつーか、大量虐殺シーンとかの動きとか、すごい細かい。
あと箱船がつぶれるところとかの破片とかすさまじく細かい。

でも話が良く分からない。

(10/25 1999)
アルゴ探検隊の冒険(1963)
巨匠ハリーハウゼンのもっともヘビーな一本。動きが、ね。

で、ハムナプトラ見たらとてもハリーハウゼンのガイコツ剣士が見たくなるのは
とても一般的なことだと思うのですよ。
あと首のいっぱいあるヒドラとかやっぱり最高。
この質感ってのはやっぱりコマ撮り独特でちょっと匂うぐらいで。
話は行き当たりな感じな、というかもうただの付随でしかない様な、
それぐらい思わせるぐらい、クリーチャー達の動きがすばらしい。

(7/20 1999)
キラースノーマン(1996・米)
監督:マイケル・クーニー

ジャケ借り。
おっさんの背後で雪ダルマの目がキラーン
借りるでしょ、普通、そんなの見たら。
で、かなりがんばって想像力を働かしても発泡スチロールにしか見えない雪だるまが
ばすばす人を殺して行くんですが、可動部分が手だけしかないから、
なんか正面からのアップでウワーってなったら、次のカットで人死んでんの。

ダメだ。本格的に。

(7/20 1999)
もののけ姫
監督:宮崎駿

見に行くの忘れたし、ビデオ借りるのもなんかめんどくさいなあ、とか思ってたら
念願のテレビ放映。やり。
やっぱり面白いなあとか思う。
ゆるぎない物語の展開法に、時間が無力系。
それほど他を考えさせない物語が圧倒的に爆進してゆく。
キャラクターから何から全てが徹底してるから、それぞれの感情移入に
とても寛容に対応する。
間違いなくこれはハリウッド型の作りだなあ、と。構成が。

話はまあいつもの感じかな、と。

個人的に好きなシーンは、
シシ神様が頭を打ちぬかれるシーンと
シシ神様の首が飛ぶシーンです。
シシ神最高。シシ神万歳。

でも食べたらマズいと思うよ、あれ。

(1/31 1999)
ベンヤメンタ学院(1995年英・日・独)
監督:ブラザーズ・クエイ

『ストリート・オブ・クロコダイル』っていう猛烈な短編があるんですよ、
圧倒的な質感が体中を覆い込むようなそんな立体アニメなんですけど。
それを作ったブラザーズクエイの新作。しかも長編、で実写。
やっぱり実写でもこの兄弟の作品には言葉を超越した質感みたいなもの
持ってます。なんかフィルムに塗り込んでるんじゃないかってぐらい触感的な映像。
たぶんストーリーとかを見る作品ではないと思うんです。
ひたすら押し寄せるシークエンスを肌に当ててそのまま流して行く感じって言えば
良いんでしょうか。

これはたぶん好き嫌いが猛烈に出ると思うんで、
短編集「ストリート・オブ・クロコダイル」から入門するべし。
ツタヤならカルトムービーのコーナーにありやす。
トランス・フォーマー ザ・ムービー
監督:ネルソン・レイン

祝・ビーストウォーズ映画化。というわけで久々に見たんですよ
小学校以来ですよ。あんまり覚えてないから中学校かも。
どっちゃでもいいんですが、なんかすごいよこの映画。
ミュージッククリップみたい。常に歌入りのヘボいロックがBGM。
どんなに緊迫した場面でもヘボいロックがBGM。
そしてコンボイが序盤に死ぬ悲しい場面もヘボいロックがBGM。
でもバラバラになったくせにウルトラマグナスは5秒で復活。
もちろんバックミュージックはヘボいロック。
あとユニクロンっていうのが大ボスなんだけど、クライマックスに変形して
人型になった途端に弱くなる。しかもカッコも悪い。
でも声を当ててるのがオーソン・ウェルズ。
あと音楽をやってる人がヒンス・ディコラっていうんだけど
代表作が「ロッキー4のテーマ作曲」ってなってるんだけど
「4」っていうのが謎。「4」のテーマって何?あのロッキーのテーマとは
別物なんでしょか?

とりあえずビーストウォーズはこれに勝てるのか心配です。
BLUES BROTHERS
監督:ジョン・ランディス

なにをいまさら。と思うんですけれども、この前見た「2000」が猛烈に
楽しすぎて踊ってしまったので、やはり見直しとかないと、と思いたったまでです。
って言っても初めて見たのは小学校ぐらいの時にゴールデン洋画劇場で
高島忠男の後ろでバブルガムブラザーズがうろついてたぐらいしか記憶にない。
つまりほとんど初めての状態で見たんですよ。
やっぱり面白いんですよ。楽しいんですよ。
踊りますよ、そりゃ。
最近出た「デジタルニューマスター版」は出演者がのべつまくなしに絶賛する
メイキング等が特典でついてるんで、これもまたいい感じです。
絶賛しますよ、そりゃ。
「2000」のほうもまだやってるとこあるみたいなんで未見の人は是非。
劇場のほうがみんなで踊れるしね。
『ファウスト』『悦楽共犯者』
監督:ヤン・シュワンクマイエル

チェコのアニメの巨匠さんです。実は初めて見ました。
なんていうかすげえおっさんです。
「ファウスト」はマジで驚いたんですよ。うあっ!って感じで。
あの人形の異様なまでの質感というか生命感は何なんでしょ。
それにセットから突然草原へと変る瞬間の心地よさとかは何なんでしょ。
もはや何か感想とか言うのがアホらしくなるぐらいすごい作品だとました。

で、もう一本の長編「悦楽共犯者」なんですが、これは濃すぎです。
特に触感おやじはちょっと、勘弁して下さい、とか思いました。
でもおっさんニワトリの動きは感動、あれってコマ鳥?とか、うあ最低。
ごめんなさい。でも、「悦楽」はちょっとディープすぎたので拒絶反応でました。
なんとなくはわかるんですけど。
両作品に通じる、というか短編とかにも通じるんですけどループ的な要素が
あるんですねこの人の作品って、そこがとってもシュールできゅっとキます。

とにもかくにも「ファウスト」です。これ絶対すごいっす。
たぶんビデオ化はされてると思うんで是非一度見て下さい。
なんらかのインパクトは必ず受けると思うんです。